中国のロボアニメ「超限猎兵 凯能 KAINAR」 第4話

中国の新作3DCGロボットアニメ「超限猎兵 凯能(chāo xiàn liè bīng kǎi néng/チャオシェンリエビン カイナン)」
第4話

成り行きで侵略者側のパイロット「汉尼(hàn ní/ハンニー)」に成りすまして海賊船に乗り込むことになった「丁易(ディンイー)」。汉尼は撃沈されてしまった別の船のパイロットらしく、この船には新入りとして迎えられているため誰にも気づかれていないみたい。

海賊船の船長。
あまり名前で呼ばれないのですが、確か名前は「カルロス」だったような気がします。
シスコンお兄ちゃん

こちらがカルロスの妹で、ATF部隊の隊長をやっている「卡门(kǎmén/カーメン)」。
新入りの汉尼(丁易)のことが気になるご様子

「土なんかを宝物みたいに・・・とんだ田舎者のガキンチョね」
とか言いつつも、故郷の土地を想う純粋な汉尼(丁易)に興味津々です。




卡门はなんとなく他のキャラよりも表情が細かい感じ。
特に汉尼を見つめるときの細かな表情の変化が面白いです。
制作スタッフは卡门に相当力を入れているに違いない。

殺し合いをしていた憎むべき敵である海賊だが、接してみれば普通の人となんら変わらないということに気づき、そしてATFパイロットである息子を亡くした母親を悲しみを目の当たりにして微かな葛藤を覚える丁易。
そんな丁易の姿をこっそり見つめる卡门隊長。

「土を黄金みたいに大切にして、それでいて本物の黄金は土のように扱う」
「ほんと、変な奴だな」
そしてこの笑みである。たまりません。
ところで海賊達は過去に月から追放された民らしく、今回の侵略行為は故郷である月を奪還するためのもののようです。月の住人はそんな侵略者たちと殺し合いの戦争をしながらも、侵略者も普通の人間であると気づき葛藤するという姿を描くこの作品。
こんなストーリーの作品が台湾で作られ、中国で放送されているというのがなんだか凄いなぁ。

主人公3人はというと、海賊から身を隠していた開拓民達を説得して「一緒に海賊を倒すぞエイエイオー」な感じになっています。
割かれている時間的にも、話の深さ的にも、なんだか丁易のほうがメインストーリーのように思えてきますね・・・。
ちなみに凯能のプラモも少しずつ作っています。

「足なんか飾りですよ」 的な何か
勢い余って買ってしまったMG陸ジムと並行して作っているのですが、さらに勢い余ってディスプレイ用のプラモスタンドまで買ってしまいました・・・。
凯能が楽しすぎて完全にプラモにドハマり中です。

「陸ジムせんぱ~い♪」 的な・・・
なんか色々楽し過ぎる!!
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この記事へのコメント
エンディングでの扱いを見る感じだと卡门隊長がメインヒロインのように思えますね。
>中国では異色の作品になっているかもしれないです。
そうなんですよね。特に故郷を失った民の故郷奪還という悲願が強く描かれているのがなんとも凄いと感じます。
>中国では異色の作品になっているかもしれないです。
そうなんですよね。特に故郷を失った民の故郷奪還という悲願が強く描かれているのがなんとも凄いと感じます。
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- 森 和正 - 2013年11月08日 17:00:22
確かに丁易の方が主人公に見えます。
卡门隊長がヒロインなんでしょうか?
《台湾で作られ、中国で放送されているというのがなんだか凄いなぁ。》
台湾のを、大陸で放送とは20世紀では有り得ないことです。
ましてや、主人公が絶対の正義でなく、一方的な正義の押し付けもないのも、中国では異色の作品になっているかもしれないです。
あの巨大ロボットモノの元祖(とします)であるガンダムは、敵対する勢力(地球連邦とジオン公国)が、お互いの言い分があって戦っていた訳ですが。
直系の子孫というべきガンダムAGEでさえ、何だか判らなくなっている中、シンプルだけどドラマがあるんですね。